フリーエディター/ライター
藤原 綾さん
フリーエディター/ライター。
出版社での女性誌編集部を経て、2007年にフリーの編集者として独立。
以後、『sweet』や『SPRiNG』などの女性誌、コレクションブランドからストリートブランドのムック本や
カタログのビジュアル制作を手掛けるなど幅広いジャンルで活動中。手掛けた作品は数百冊に及ぶ。
見た目が可愛くて衝動買いしたけれど、なんかいまいちしっくりこない。
推しが着ていた時は可愛く見えたのに、自分が着ると何だか変。
そんな失敗を繰り返さないように、服を選ぶ時は、好きかどうかの前に、似合うかどうかを判断することが大切です。
「自分に似合う服がわからない」という人は、骨格診断でスマートに解決! 自分の体に合ったアイテムとスタイリングで、長所をいかして短所を隠す、美シルエットを手に入れて♡
【Step 01】簡単診断で自分の骨格タイプを知ろう!
まずは自分の体を客観視して、骨格タイプを知ることからスタート。
自分の体にあてはまる項目にチェックを入れて、一番多くついたタイプが、あなたの骨格タイプです。
<ストレートタイプ>
<ウェーブタイプ>
<ナチュラルタイプ>
【Step 02】自分の骨格タイプに合うアイテムを選ぼう!
自分の骨格タイプに合う服がわかれば、お買い物の失敗が減少。スタイリングも楽になって、細見えにも効果あり! シルエット、ディテール、テイスト、素材……と、何が自分の骨格タイプに合うかを知って、お洋服選びに取り入れましょう。
<ストレートタイプ>
iStock.com/ArthurHiddenメリハリのある体をいかして、服はシンプル&ベーシックに
体にフィットする服はむちっと見えて、ビッグシルエットはせっかくのメリハリが消えてしまうストレートタイプは、ジャストサイズのアイテムがベスト。トップスは縦に開いたVネックやUネックで、厚みのある胸元をすっきり見せ。上半身にボリュームがあるので、二の腕をカバーして、その分、すらりとした膝下を出すのが正解です。もともと腰の位置が高いので、ジャストウエストでOK!
似合うテイスト:シンプル、ベーシック、コンサバ、スポーティ
似合う素材:シルク、カシミア、コットン、レザー
厚い胸元をすっきり見せる、Uネックカットソー
ストレートタイプは、首元が詰まった服を着ると太って見えるので要注意。ジャケットとのレイヤードに重宝するUネックカットソーも、ピタッとしすぎないサイズ感をセレクト。
<ウェーブタイプ>
iStock.com/ArthurHidden柔らかな透け感素材など、華奢な体に甘さと華やかさを
上半身が細いウェーブタイプは、リブニットやストレッチ素材など、ボディラインを隠さないタイトなトップスがお似合い。首元は定番のクルーネック、シンプルすぎるものは避けて華やかさを意識するのがおすすめです。重心が下にあるので、高い位置でウエストマークしながら、下半身のラインを拾わないボトムを選びましょう。華奢な手首や足首を見せれば細見えに。着物もしっくりハマります。
似合うテイスト:フェミニン、エレガント、スウィート
似合う素材:シアー、ストレッチ、ベルベット、エナメル、キルティング、ファー
ハイウエストボトムに合わせたい柔らかなシースルートップス
シアー素材×クルーネックと、ウェーブタイプになじむ要素満載のトップス。カーデとプルオーバーの前後2WAYに加え、カーデの前を開ければ軽い羽織りに。
<ナチュラルタイプ>
iStock.com/ArthurHiddenオーバーサイズが自然にハマるハンサムなボディライン
骨がしっかりしているナチュラルタイプは、肌の露出は控えめに。ゆったりとしたシルエットや着丈の長いアイテムを選んで、体のラインを出しすぎないことでバランスアップ! オーバーサイズを着てもだらしなく見えず、適度に気崩せばスタイリッシュにキマります。Gジャンやボックスシルエットのジャケット、ボーイフレンドデニムなど、メンズライクなアイテムも馴染みやすい体型です。
似合うテイスト:ユニセックス、カジュアル、スタイリッシュ
似合う素材:リネン、スエード、コーデュロイ、ダンガリー、サーマル
体のラインをカバーするブラックのフリルブラウス
ゆったりシルエットが似合うナチュラルタイプは、ディテールで可愛らしさを。ボックスシルエットのブラウスは、フリルが肩幅の広さをカバーしてくれるのも嬉しい。
【Step 03】自分の骨格タイプに合うコーディネートをしよう!
似合うアイテムがわかったら、シルエットを考えてコーディネート。骨格タイプによって、見せる部分と隠す部分が違うので、自分に合ったシルエットに仕上げることが大切。
<ストレートタイプ>
IラインとVネックでボリューム感を抑える!
体型自体に存在感があるので、引き算をしながらシンプルな着こなしに仕上げるのがコツ。Iラインで、体の厚みをできるだけすっきり見せることに注力しましょう。
トップスは胸元をすっきり見せてくれるVネックブラウス。ギャザーのふんわり袖が丸みのある二の腕を隠して、上半身のお悩みをカバーします。ボトムは、細い膝下を見せて、ボリュームのある腰回りを隠すベイカースカートを。高い腰位置を際立たせて、グラマラスなボディラインがより美しく整います。足元もヒールを選んで、デキる女を演出。
<ウェーブタイプ>
Xラインで下半身を隠して、見せるところは華やかに!
ウェーブタイプの薄い体にメリハリをもたらすために、シルエットはXラインを意識。ベーシックにまとめると地味な印象になってしまうので、華やかさを足し算するようにコーディネートを。華奢な上半身を際立たせるピタッとしたトップスは、切り替えのデザインが魅力的。パンツが苦手なウェーブタイプでも、程よい光沢感のあるゆったりとしたカーゴパンツなら問題なし! モノトーンのコントラストで、シャープな立体感を感じさせるのもポイントです。足元はメッシュ素材のフラットパンプスで、ウェーブタイプが得意な甘さと存在感をプラス。
<ナチュラルタイプ>
AラインやYラインで骨っぽさを自然にカバー!
ナチュラルタイプは骨っぽさをカバーできるオーバーサイズが吉。体のラインは全部隠れてしまうので、どこかに抜け感が欲しい時は、鎖骨が透けない程度のシースルートップスを。ドロップショルダーや裾をアウトにすることで、ラフすぎない肩の力が抜けた印象に。シルエットはメンズライク、素材やディテールで女性らしさを加えるのがコツです。ボトムはワイドなナイロンパンツでメンズライクな外しを入れて。裾は絞らず、ワイドで使用すると全体にこなれたゆるい雰囲気が漂います。足元はパンツに合わせて、ボリュームのあるスニーカーを。
骨格タイプに合った服選びは、自信を持つための第一歩。
適切なシルエットやアクセサリーを選ぶことで、あなたの魅力を最大限に引き出しましょう。